【前半】内向的な私が全国8ヶ所のリゾートバイトで人生を変えた話

私が20歳の頃、社会人になって初めて入社した会社を3ヶ月で退職することになりました。

そのときの感情は鮮明には覚えていませんが、今思うとかなり閉塞的な職場環境でした。

商業ビルの地下にある小さいお部屋で毎日同じ5人程のチームでするお仕事。

直属の上司であるお局さんとどうしても馬が合わず、退職を決めました。

せっかく社会人デビューしたのにほんの3ヶ月で退職に至ってしまったことに落ち込み、これからどうしよう。と考えたときに、「リゾートバイト」に興味を持ちました。

この沈んだ気持ちを晴れさせるために、いっそのことどこか遠くへいって、心機一転したい!!と、

これからの私の人生を大きく変えた一歩を踏み出したのは間違いなくこのとき。

20年間大都会大阪から出たことがなかった私は、衝動的に派遣会社に問い合わせ、初心者にオススメと紹介された北海道のど田舎の職場に軽い気持ちで行ってみることにしました。

ここから私の人生観は大きく変わり、世界は大きいことを知りました。

1つ目:北海道の某大手リゾートホテル

北海道のど真ん中、陸の孤島と呼ばれる地域に広がるリゾート地が私の初めてのリゾートバイト先でした。

ここではホテルのロビー、ポーター業務、客室清掃係を担当しました。

用意された寮のお部屋は2.5畳程のとってもコンパクトな一室でしたが、綺麗で過ごしやすく、なにより楽しかった。

初めての寮生活だった私は、毎日食堂でみんなとご飯を食べ、夜遅くまで共用スペースでお喋りしたり、休みの日にはみんなで遊びに出かけたり、そんな毎日が楽しくて楽しくて。

職場の人間関係も良く、遊ぶように仕事をしている感覚。

この職場で特に私に影響を与えたのが、外国籍の同僚たちでした。

従業員のうち半分か、それ以上の人が外国の方で、日本に永住している方もいれば、ワーキングホリデーで日本に来ている方も。

「海外に住む」「海外で働く」って、この人たちの世界はすごいな。

そして漏れなくみんなフレンドリーで仕事も人生も楽しんでいる。

当時まだちっぽけだった私の視野が広がりました。

同僚からの影響に加えて、お客様がほとんど外国からの観光客であったことも私を刺激しました。

学生時代から英語の成績は良かったものの、会話という面では当時まだ全く自信がなく、ぜんっぜん話せなかった私は、周りに助けてもらってばっかり。

英語を話せるようになりたいな。私も海外に住んでみたいな。と思うようになりました。

と同時に、ここの会社がとても好きになり、せっかく全国各地に施設があるなら、他の施設でも働いてみたい!と思った私は契約期間満了後、山梨県にある同系列のリゾートホテルへ移動しました。

2つ目:山梨県の某大手リゾートホテル

ここでは、朝食のバイキング会場のレストランと、客室清掃を担当しました。

前回の北海道がとっっっても楽しかった分、期待していた私はそのギャップに衝撃を受けました。

一緒に働く人たちとの関わり方が「仕事の関係」とさっぱりした感じ。

用意された寮は前回とは違い、普通のアパートの一室で、全てが自分の部屋の中で完結するため、みんなで食事をしたり、お話をしたりする機会が全くない。

田舎といっても前回とは違い、車で通える程度の距離に街があるため離れたところに住んでいる方も多かった。

仕事と割り切っているためか、勤務中もなんとなくみんな冷たいように感じ、

仕事が終われば「お疲れ様でした」と1日が終わり、自分だけの世界になる。

せっかくリゾートバイトに来ているのにそんな働き方に物足りなさを感じ、ここではあまり楽しめませんでした。

その後、英語を話せるようになる!と決めた私はフィリピンのセブ島へ短期留学に行きました。セブ島留学についてはまた別記事を書こうと思います。

そして帰国後、英語力を維持できるよう、外国人観光客が多いところがいいです!と言って紹介してもらった箱根の温泉旅館へ。

3つ目:箱根の温泉旅館

ここでは懐石料理の食事会場を担当しました。

朝食と夕食の間の時間が中抜けになり、一日の拘束時間が長いことが体力的に辛かった記憶があります。

聞いていた通り外国人のお客様が多く、その点は良かったのですが、とにかく寮が汚かった。

キッチン、シャワーは各フロアに1つしかないボロアパート。Gも何回退治したことか。

今思うとよくあんなところに住めていたなと思います。フィリピンから帰ってきたばかりだったからこそ許容できたのかも。

規模が小さい旅館のため従業員同士もある程度はすぐに仲良くはなりましたが、やはり北海道のときほどの楽しさは感じませんでした。

リゾートバイトをする最大のメリットって、珍しい経験を持った人や色んな価値観をもった人と出会えることだと思うのですが、ここでは私と同じように海外にいきたいと計画している人が多かった印象です。

当時私はカナダのワーホリ申請を進めていました。結果的に手違いで正しく申請できず時が過ぎましたが。

箱根では特に刺激もなく大きい不満もなく契約期間を終え、大阪が恋しくなった私は実家へ帰り、実家から通えるUSJの公式ホテルで働くことにしました。

4つ目:ユニバーサル・スタジオ・ジャパン公式ホテル

ここはリゾバ8ヶ所中の1つにカウントしていますが正確にはリゾートバイトではありません。

派遣会社を通さず直雇用でフルタイムのアルバイトを始めました。

業務内容は主にフロントでのチェックイン。

ここはとにかく人間関係が良く、家族のようでした。

大阪ならではなのか、ユーモア溢れる職場でみんな優しくて面白い。

この時点である程度英語力に自信を持てていた私は英語対応で頼られることもあり、また能力も正当に評価されていると感じやりがいがありました。

唯一のストレスといえば、理不尽なお客様からの叱責であったり、口コミに不満を書かれたり、そんなことだけでした。

本当に辞めてしまうのがもったいないと思うぐらい好きな職場でしたが、冒険家の私はその場に留まることができず、半年ほどでここを離れることにしました。

その後も慌ただしく自由な人生を生きていくことになります。

長くなるので後半は次の記事へ!

ちなみに私のおすすめのリゾートバイト派遣会社はこちらです↓

自分の希望する条件に沿って、親身に相談にのっていただけるので、一度お問い合わせしてみてはいかがでしょうか♪

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Writer
うみ

適応障害により退職した元エアライングランドスタッフ。
繊細すぎる自分を卒業し強く生きようと奮闘中です。

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