夢のグランドスタッフで適応障害を発症し退職するまで

こんにちは^^

私は今年、大手日系エアラインのグランドスタッフを退職しました。

退職の理由は前回の記事でお話しましたが、今回は退職を決意してから実際に退職するに至るまでのお話をしようと思います。

ストレスが限界に達して、もう無理。早退しよう早退しよう。とずーっと頭の中で考えながらもなんとか最後までやりきったあの最後の日、退勤前にたまたま上司と廊下ですれ違いました。

以前から私がストレスを抱えていて退職を考えていることは上司の耳にも入っており、気にかけてくださっていました。

その日たまたま会った際に調子を訊かれ、私は「もう無理です。」と答えました。

これまで何度か面談してお話を聞いていただいたり、欠勤、早退を何度かしてしまっていたことに対して申し訳ない気持ちがあり、

このままズルズル無理して踏ん張って迷惑をかけるよりも、きっぱりと居なくなってしまった方がいいと考えていました。

その場の上司とのお話の結果、翌日お休みをいただき、近所の心療内科を受診することにしました。

前々からインターネットで自身の症状について調べており、もしかして適応障害ってやつ、、?という自覚はありました。

適応障害とは

ストレスとなる出来事や状況に適応することが困難になり、その結果として心理的・身体的な症状が現れる精神的な障害です。この障害は、個人が特定のストレス要因に対処する際に、通常よりも強い反応を示すことで発症します。

主な特徴

  • 症状: ストレスに対して過剰に反応し、抑うつ、不安、イライラなどの感情的な症状が現れます。また、身体的な症状(例: めまい、頭痛、胃痛、食欲不振、睡眠障害)が生じることがあります。
  • ストレス要因: ストレスの原因は人間関係の問題、仕事のプレッシャー、家庭内の問題、学業のプレッシャー、病気の発症、引越しや転職などの生活の変化など、さまざまなものがあります。
  • 一時的な性質: 適応障害の症状は、ストレス要因が存在する期間中またはその直後に始まり、その後数か月以内に改善することが一般的です。しかし、ストレスが持続する場合や、適切な対処が行われない場合、症状が長引くことも。

ストレスに対する感受性は人それぞれ。適応障害は、早期に適切な治療を受けることで改善することが多いです。

私の症状はめまいと、涙を流すことが異常に多くなったぐらいで、食欲もあるし睡眠も問題なし。

自分的には病名をつけられるほどのモンじゃないと思っていました。

実際に心療内科にいくと、そこの先生はすごくラフな方で、問診票を見ながら少しだけお話し、最後に4つ私に質問をしました。

  • 完璧主義ですね?
  • 神経質ですね?
  • 自己評価低いですね?
  • 白黒はっきりつけたい性格ですね?

全てに「はい」と答えました。心を読まれているかのよう。

実際、これらが適応障害になりやすい人の性格の特徴みたいですね。

適応障害になりやすい性格には、以下のような特徴があります。これらの性格特性を持つ人は、ストレスに対処する際に困難を感じやすく、適応障害を発症するリスクが高くなることがあります。

1. 完璧主義

  • 自分や他人に対して非常に高い期待を持ち、すべてを完璧にこなそうとする性格。失敗やミスに対する耐性が低く、思い通りにいかない状況で強いストレスを感じやすいです。

2. 感受性が強い

  • 環境や他人の言動に敏感で、些細なことでも感情的に反応しやすい性格。ストレスやプレッシャーを強く感じやすく、その影響を長期間引きずることがあります。

3. ネガティブ思考

  • 物事の悪い面に目を向けやすく、将来についても悲観的な見方をする傾向があります。ストレスフルな状況に直面した際に、状況をより悪く捉えてしまい、対処が難しくなることがあります。

4. 回避傾向

  • 困難な状況やストレスから逃れようとする性格で、問題に直面することを避ける傾向があります。このため、ストレスが蓄積し、適応障害に繋がりやすくなります。

5. 他者依存

  • 他人からの評価や承認に強く依存する性格です。他人の期待に応えようと無理をしがちで、プレッシャーを感じやすく、ストレスの影響を受けやすくなります。

6. 優柔不断

  • 物事の判断や決断が難しく、選択を先延ばしにする傾向があります。このため、ストレスフルな状況において適切な行動を取るのが遅れ、結果としてさらにストレスを感じることがあります。

7. 自責傾向

  • 自分の失敗や問題を過度に自分の責任だと考える性格です。自己批判が強く、些細な失敗でも大きなストレスを感じやすくなります。

8. 過度に人に合わせる

  • 他人に対して過度に同調し、自分の意見や感情を抑えてしまう性格です。このような傾向は、自分のストレスを抱え込みやすくなり、適応障害のリスクを高めることがあります。

100点満点!!全部当てはまります。まさに私の説明書のよう。

はーいじゃあ診断書出しとくねー。病名は適応障害です!少し休めばすぐに良くなるでしょう!と元気に診断書を発行されました。

噂には聞いていたけど、精神病の診断書ってこんなに簡単なんだ。と拍子抜けしました。

精神病を患っている人の中には、「はい、あなたはうつ病です」と診断されることで「自分は病気なんだ。」とショックを受けてさらに精神を病んでしまう人がいるみたいですが、

私の場合は精神を病んで助けを求めて受診したというよりは、会社を休むために診断書が必要だからきた。という感じだったのでダメージ0。むしろ計画通りでした。

適応障害とうつ病の違いとして、適応障害はストレス要因が解消されれば比較的早期に症状が改善することが期待でき、再発のリスクも比較的低いという点があります。

要するにストレス原(職場)から離れるすることですぐに元気になります。

診断書をもらって会社に報告して休職の意向を伝え、承諾されてからは、もう仕事に行かなくていいんだ!という解放感に満ち溢れ、元気モリモリでした。

適応障害で休職。というとかなり心配されたりもしますが私の場合は全く心配ご無用!

休職中なにしようかなー?旅行とか行っちゃおうかなー?なんて考えていました。

とはいっても休職をいつまでもダラダラ続けるわけにもいきません。

復職する気がないならさっさと退職しないと。

辛いけど、あともうちょっと、あと数ヶ月だけ頑張ろう、と何度も落ちては立ち上がりを繰り返しているうちに急にもう立ち上がれない状態になってしまったので突然休職という形になりましたが

もちろん元々は普通に退職の意向を伝え、退職日を決めてその日までは通常通り働いて辞める。そういう計画をしていました。

まさか自分が人生で精神病の診断をされる日が来るなんて考えてもみなかった。

これから。私の人生観

どうするの?復職?転職?なにするの?としつこいぐらい聞かれますが、

私は好奇心旺盛で人生でやってみたいことが沢山あります。

沢山あるからこそ、あの職場で働いている自分の毎日に満足ができず、人生の貴重な時間を無駄にしているような気がして耐えられなかった。

毎日、「あー。今日も仕事嫌だなあ。憂鬱だなあ。」って思いながら、仕事に行きたくない。

人生の大半って働いてますよね。

1週間の7分の5って働いてますよね。

1日の3分の1って働いてますよね。

その仕事が楽しくなかったら、人生楽しくないじゃん。

毎朝、今日も仕事楽しみだな!頑張ろう!って、ポジティブな気持ちで目覚めたい。

そんな、楽しいだけの仕事なんてあるわけないでしょ。って

それもそうかも知れませんが、少なくとも、過度にストレスを感じていたり、

ここじゃない。って思うのなら、さっさと行動するべきだと思います。

会社の風習も、嫌な先輩も、私の力では変えられません。

むしろ変わっていただかなくて結構。

それでいいと思う人たちだけで、そのまま、やっていて下さい。

私が動くので。

自分の人生を大切に、やりたいことを沢山やって、楽しい毎日をおくれるように動き続けます。

余談ですが、グランドスタッフのお仕事、私と同じように精神病で休職される方、多いです。

心療内科の先生曰く、

「1.公務員 2.教師 3.グランドスタッフ」が患者の中で最も多い職業らしいです。

Writer
うみ

適応障害により退職した元エアライングランドスタッフ。
繊細すぎる自分を卒業し強く生きようと奮闘中です。

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